坂井家のジョンちゃん
 「白い犬が飼いたいね」親子でそんな会話を交わしていた数日後、近くの神社に捨てられていた1匹の白い子犬を見つけた。「運命的なものを感じました」と愛犬「ジョン」との出合いを話すのは、大阪府八尾市に暮らす坂井家・三人姉妹の長女、かおりさん。
 ちょっと太り気味の体とふわふわした毛が愛嬌(きょう)たっぷりのジョンは、坂井家の末っ子的存在で、家族からの愛情を一身に受けて育ってきた。
 おとなしくもの静かなジョンは、ほかの犬に吠えられただけでしゅんとなるほど憶病な性格。大の苦手は雨で、雨の日は大好きな散歩もお休みするんだとか。
 ジョンとの思い出を楽しそうに語るかおりさんがふと静かになり、5年前にジョンが血液の病気を患った時の辛い思い出を話してくれた。「獣医師から余命3カ月と宣告され、弱っていくジョンのそばで、ただ泣くことしかできなかった」
 家族全員の切なる祈りが通じ、多量の輸血を受けた後、獣医師も驚くほどの回復をみせたジョンは坂井家にとって「神様からの贈り物」。9歳になった今、旺盛な食欲で家族を困らせるほど元気一杯だ。




過去の投稿文('06.1.13更新)

  ・S家「ティアラ」

  ・田中家「リリー」